Noki Collection
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since 2015.6.29~
2015.8.3 常設展「大正浪漫」をアップしました。また、企画展「紅色収蔵」を展示期間15/8/3-10で再アップしました。
2015.8.6 大正浪漫展の氷コップの写真を差し換え、リンク先を追加しました。
明治
1912
1912
1926
大正
大正博覧会 第二会場内 外国館
1914
1902
1911
1909
1912
1916
1922
1920
1917
1926
はじめに
「大正時代」と聞いて、人々は何を思い浮かべるのだろう?
私にとって「大正時代」とは、何となく影が薄い時代。
明治のように、「維新」があり、「文明開化」が進み、日清・日露戦争のような綱渡りをして「富国強兵」に明け暮れた、ある意味「派手な時代」とは異なる。
また、昭和初期のように、「世界恐慌」が起こり、軍部が台頭し、人々が窮屈な生き方を余儀なくされた「暗黒の時代」ともまた異なる。
ちょうどその中間に位置した、モラトリアム的な時代。それが「大正時代」。と、私は勝手に思っている。
第一次大戦には参戦したものの、独領青島はさしたる抵抗なく陥落。激戦はなく、日本にとっては小康状態がつづいた時代。
国際的には、国際連盟が生まれて軍縮の気運が生じ、また国内は大正デモクラシーが進んだ時代。
関東大震災などの悲惨な出来事もあった。
比較的平和な時代を反映して文化は成熟し、街にはモダンボーイ、モダンガールらが闊歩した時代。
そんな時代の品々を、今回、かき集め、展示してみた。
しかし、冷静に考えてみると、「Noki Collection」は、私の感性と直感、そして懐具合に従い、
歴史性、資料的価値を重視してコレクションしたもの。
従い、江戸・明治期、または昭和の軍国主義時代のように、特徴的な、いわゆる視覚的に「わかりやすい」品々は、意図的に収集しただけに展示しやすい。
一方で、特徴も乏しき、激流となる時代の狭間にある「大正物」って、実はかなり少ない。
正直、第二回の企画展として、何も考えずに「大正浪漫」を選んでしまったことに、多少、後悔の念も無きにしもあらず。
もっと取り上げやすいテーマは山ほどあるのだが・・・
しかし、無理やりに抜き出した品々からは、(多少のこじつけもありつつ)
・西洋文明の民間への普及、
・今日へと続く大企業の成長、
・教育の高度化、
・維新の元勲の死去
など、それなりに時代を反映している、ともいえる。
そんな品々を、ほんの少しだけ紹介したい。
お楽しみいただけると幸いである。
noki
大正浪漫~Taisho Roman~
Noki Collection
第2回企画展
大正浪漫
Taisho Roman
1912-26
NOKI
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展示期間:常設展示
Last update 2015.8.6