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明治

1912

1912

1926

大正

大正博覧会 第二会場内 外国館

1914

1902

1911

1909

1912

1916

1922

1920

1917

1926

はじめに

 

「大正時代」と聞いて、人々は何を思い浮かべるのだろう?

 

私にとって「大正時代」とは、何となく影が薄い時代。

 

明治のように、「維新」があり、「文明開化」が進み、日清・日露戦争のような綱渡りをして「富国強兵」に明け暮れた、ある意味「派手な時代」とは異なる。

 

また、昭和初期のように、「世界恐慌」が起こり、軍部が台頭し、人々が窮屈な生き方を余儀なくされた「暗黒の時代」ともまた異なる。

 

ちょうどその中間に位置した、モラトリアム的な時代。それが「大正時代」。と、私は勝手に思っている。

 

第一次大戦には参戦したものの、独領青島はさしたる抵抗なく陥落。激戦はなく、日本にとっては小康状態がつづいた時代。

 

国際的には、国際連盟が生まれて軍縮の気運が生じ、また国内は大正デモクラシーが進んだ時代。

 

関東大震災などの悲惨な出来事もあった。

 

比較的平和な時代を反映して文化は成熟し、街にはモダンボーイ、モダンガールらが闊歩した時代。

 

そんな時代の品々を、今回、かき集め、展示してみた。

 

しかし、冷静に考えてみると、「Noki Collection」は、私の感性と直感、そして懐具合に従い、

歴史性、資料的価値を重視してコレクションしたもの。

 

従い、江戸・明治期、または昭和の軍国主義時代のように、特徴的な、いわゆる視覚的に「わかりやすい」品々は、意図的に収集しただけに展示しやすい。

 

一方で、特徴も乏しき、激流となる時代の狭間にある「大正物」って、実はかなり少ない。

 

正直、第二回の企画展として、何も考えずに「大正浪漫」を選んでしまったことに、多少、後悔の念も無きにしもあらず。

 

もっと取り上げやすいテーマは山ほどあるのだが・・・

 

しかし、無理やりに抜き出した品々からは、(多少のこじつけもありつつ)

 

 

・西洋文明の民間への普及、

 

・今日へと続く大企業の成長、

 

・教育の高度化、

 

・維新の元勲の死去

 

 

など、それなりに時代を反映している、ともいえる。

 

そんな品々を、ほんの少しだけ紹介したい。

 

お楽しみいただけると幸いである。

 

 

  noki

大正浪漫~Taisho Roman

Noki Collection

第2回企画展

大正浪漫

Taisho Roman

1912-26

 

NOKI

 

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展示期間:常設展示

Last update 2015.8.6

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